
専門卒って給料安いの?
こういった悩みや疑問を解決していきます。
本記事の信憑性


- IT系専門学校から日経225企業に就職!
- 就活中に合計7社の内定取得!
- 専門学校のホームページで紹介!
本記事を書いている私(えんま)は専門学校から日経225企業に就職しています。就活の時は内定を7社からもらうことができました。
結論からお伝えすると、
- 新卒の給料は、大卒より月に約3万円低い
- 差は年齢とともに広がり、50代前半では月に約14万円になる
- ただし、大企業と小企業でも月に約8万円違う。差を縮めるカギは「どの会社に入るか」
ことになります。
私は専門学校から日経225企業に就職しました。
専門卒の初任給から毎年の昇給額を足して、大卒の初任給と比べたら、数千円差がありました。
スタート時点から専門卒と大学卒で給料に差があります。
本記事では、最新の国の統計で専門卒の給料を確かめたうえで、専門学生と働いている専門卒のそれぞれに、差を埋める方法を紹介します。
専門卒の給料・年収が安いかデータで見る


新卒の給料:大卒との差は月約3万円
学歴別の新卒の給料は次のとおりです。
| 学歴 | 新卒の給料(月額) |
| 大学院 | 29万9,000円 |
| 大学 | 26万2,300円 |
| 高専・短大 | 23万5,500円 |
| 専門学校 | 23万700円 |
| 高校 | 20万7,300円 |
専門卒は大卒より月に3万1,600円低く、高卒より2万3,400円高い形になります。
残業代や通勤手当を除いた月額になりますが、結構大きい差になりますね。
働いてからの給料:差は年齢とともに広がる
専門卒と大卒の差が大きくなるのは、働き始めてからです。
| 年齢 | 専門学校卒 | 大卒 | 差 |
| 20〜24歳 | 23万8,400円 | 26万3,900円 | 2万5,500円 |
| 25〜29歳 | 26万6,800円 | 29万6,400円 | 2万9,600円 |
| 30〜34歳 | 28万2,200円 | 34万300円 | 5万8,100円 |
| 40〜44歳 | 32万1,600円 | 42万5,300円 | 10万3,700円 |
| 50〜54歳 | 35万7,000円 | 49万4,900円 | 13万7,900円 |
20代のうちは月に3万円ほどの差ですが、30代前半で6万円、50代前半では14万円近くに広がります。
「専門卒は給料が安い」と言われるのは、この伸び方の差が大きいからです。
専門卒の給料が安いと言われる3つの理由


応募条件が「大卒以上」の求人がある
求人の中には、応募条件が「大卒以上」のものがあります。
特に給料の高い大手企業ほど、この条件がついていることがあります。
ブログ作成時点ですが
伊藤忠商事・楽天といった、誰もが知っている企業は大卒以上に限定していることもあります。
ただし、大手企業でも専門卒を採用している会社はあります。私が入社した大手企業も、学校推薦で受けた会社でした。
給料が低めの業界に就職する人が多い
専門学校は分野ごとに分かれているので、就職先の業界もほぼ決まります。
業界によって給料の水準は大きく違います。
実際に専門学校の分野と関わりの深い業界を比べると下記のようになります。
| 業界 | 給料(月額) |
| 情報通信業(ITなど) | 40万6,000円 |
| 建設業 | 36万6,300円 |
| 製造業 | 33万円 |
| 医療・福祉 | 31万5,700円 |
| 生活関連サービス業・娯楽業(美容など) | 29万5,200円 |
| 宿泊業・飲食サービス業 | 27万7,200円 |
専門卒だけではなく、全学歴の平均になりますが、いちばん高い情報通信業と、いちばん低い宿泊・飲食では、月に約13万円の差があります。
専門卒と大卒の差より大きい差になってます。
中小企業と大手企業で給料が違う
会社の大きさでも給料は大きく変わります。
| 会社の規模 | 給料(月額) |
| 大企業(従業員1,000人以上) | 38万5,100円 |
| 中企業(100〜999人) | 32万6,200円 |
| 小企業(10〜99人) | 30万5,600円 |
大企業と小企業の差は月に約8万円で、専門卒と大卒の全年齢の差(約8万3,000円)とほぼ同じです。
つまり、学歴の差と同じくらい、会社選びで給料は変わります。
【実例】専門卒でも大手に入れば給料は変わる


私は専門学校の就活で23社を受け、
- 中小企業:3社
- 大手の子会社:2社
- 大手企業:2社
計7社から内定をもらいました。
各内定先の初任給を比べた時に、具体的な数字は避けますが、大手企業の方が数万円給料が高かったです。
ただし、同じ会社の中でも差はあります。専門卒が2年働いたあとの給料と、同い年の大卒の初任給を比べると、専門卒のほうが数千円低かったです。
しかし、専門卒が昇給できないわけではなく、専門卒でも役職付きの人もいるので、頑張り次第になりますね。


専門卒でも給料が高い会社の見分け方


同じ専門卒でも、入る会社で給料は大きく変わります。
応募する前に、求人票で次の5つを確かめましょう。
| 確認すること | どこを見るか | ポイント |
| 1. 学歴ごとの初任給 | 求人票の「初任給」欄 | 「大卒○円・専門卒○円」と分かれていることがある。必ず専門卒の欄を見る |
| 2. 固定残業代 | 給与欄の「固定残業代」「みなし残業」 | 月給に残業代が含まれていると、高く見える。基本給だけで比べる |
| 3. 賞与(ボーナス) | 「賞与 年○回」「前年度実績○か月分」 | 月給が同じでも、賞与で年収は大きく変わる |
| 4. 昇給 | 「昇給 年○回」「前年度実績」 | 初任給より、その後の上がり方が大事 |
| 5. 平均年収 (上場企業のみ) | 有価証券報告書の「従業員の状況」 | EDINETで無料で見られる。平均年齢もあわせて見る |
固定残業代やみなし残業は、予め残業代が含まれているので高く見えるので気を付けましょう。
また、上場企業では平均年収が見られますので、年齢など込みで参考にしましょう!
ただ、求人票だけでは、「専門卒が入社後にどう昇給しているか」などは分かりません。
就活・転職エージェントを使えば、担当者に質問できるので、気になる点を応募前に確かめやすくなります。
専門学生が給料の高い会社に入るためにやること


まだ専門学生の人は、新卒の就活がいちばんのチャンスです。
新卒は経験を問われず、大手企業に入りやすくなります。
- 就活を早く始める
- 学校求人に大手がないか確認する
- 就活エージェントも使う
就活を早く始める
2年制の専門学校は、入学して半年ほどで就活の準備が始まります。
大手企業の中には、本選考より前にインターンや早期選考を行う会社もあり、動き出しが遅れると受けられる会社が減ってしまいます。
私も実際に1年生の秋ごろから動き始めました。
| 時期 | 出来事 | 内定の数 |
| 1年生 10月 | 就活を始める。インターンに申し込み、SPIの対策を始める | 0社 |
| 1年生 1月 | 最初の内定(中小企業) | 1社 |
| 1年生 2〜3月 | 中小企業2社、大手の子会社1社から内定 | 4社 |
| 2年生 4月 | 大手企業1社、大手の子会社1社から内定 | 6社 |
| 2年生 5月 | 大手企業(入社先、学校推薦)から内定。就活を終える | 7社 |
早めに中小企業の選考で面接に慣れておいたことが、後半の大手企業の選考に生きました。
既に1年生の秋を過ぎている人や3年制の人などは、学年ごとの動き方は、次の記事にまとめているので参考にしてください!


学校求人に大手がないか確認する
専門学校の学校求人には大手企業がないと思われがちですが、実際には大手企業からも求人が来ます。
専門学生を採用したい会社からの求人なので、「大卒以上」の条件で応募できないという心配がありません。
私の学校では1年生の3月ごろから求人が届き始め、入社した大手企業も学校推薦で受けた会社でした。
学校求人を出している企業は、専門学校から人が欲しいと思っているので、1次選考免除など、普通の選考より有利に進められることもあるので、しっかりと確認しましょう!
就活エージェントも使う
自分で求人を探すと、応募条件が「大卒以上」の求人に何度も当たり、時間がかかる可能性があります。
新卒向けの就活エージェントなら、専門学生でも応募できる求人を紹介してもらえます。
エージェントは
- 給料や昇給の実態など、求人票では分からないこと
- 選考の進め方
などを質問でき、サポートしてくれます。
無料で使えるので、学校求人や就活サイトと並行して使いましょう。
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働いている専門卒が給料を上げる方法


資格とスキルで社内の評価を上げる
資格手当や昇格の条件になっている資格がないか、まず社内の制度を確かめましょう。
資格によって報奨金や資格手当が出る会社があります。(金額は会社によって違います)
また、役職が付く条件にTOEIC500点以上などがあったりしますので、資格やスキルを確認しましょう。
給料の高い業界・会社に転職する
今の会社で昇給が見込めないなら、転職で入る会社を選び直すのがいちばん効果が大きい方法です。
上の表のとおり、会社の規模だけで月に約8万円違うからです。
| 年齢 | 増えた | うち1割以上増えた | 減った |
| 20〜24歳 | 55.2% | 44.2% | 17.5% |
| 25〜29歳 | 49.8% | 34.2% | 23.9% |
| 30〜34歳 | 48.6% | 32.8% | 29.0% |
| 全年齢 | 40.8% | 28.2% | 31.0% |
20代前半は2人に1人以上が転職で給料を上げています。
年齢が上がるほど「減った」人も増えるので、動くなら20代のうちが有利です。
ただし、20代でも約5人に1人は給料が下がっています。上の「給料が高い会社の見分け方」で、応募前に確かめましょう。
転職でもエージェントを利用することがおすすめです。若手向けや業種特化、年収○○万円以上のエージェントなど様々ありますので、自分に合った転職エージェントを使いましょう。
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専門卒の給料でよくある質問


専門卒の新卒の手取りはいくら?
額面が23万700円なら、手取りは約19万円(額面の約8割)が目安です。
| 引かれるもの | 目安金額(月額) |
| 健康保険 | 約1万1,800円 |
| 子ども・子育て支援金 | 約300円 |
| 厚生年金 | 約2万2,000円 |
| 雇用保険 | 約1,200円 |
| 所得税 | 約4,000円台 |
| 手取り | 約19万円 |
住んでいる都道府県や会社の健康保険組合によって変わります
1年目は住民税がかかりません。
2年目の6月から住民税が引かれるので、給料が同じなら手取りはその分減ります。
また、社会保険料は入社の翌月から引かれることが多く、最初の給料だけ手取りが多くなります。
専門卒と大卒で生涯賃金はどのくらい違う?
学校を出てすぐ正社員になり、60歳まで勤めた場合の生涯賃金(退職金を除く)は次のとおりです。
| 学歴 | 男性 | 女性 |
| 大学卒 | 2億5,280万円 | 2億990万円 |
| 高専・短大卒 | 2億3,850万円 | 1億8,110万円 |
| 専門学校卒 | 2億670万円 | 1億7,620万円 |
| 高校卒 | 2億1,560万円 | 1億5,790万円 |
専門卒と大卒の差は、男性で約5,600万円、女性で約3,400万円です。
この計算では、男性は専門卒のほうが高卒より低くなっています。おそらく、専門卒は高卒より働く年数が2年ほど短いことが原因だと思われます。
専門学校に通っただけで給料が上がるわけではなく、どこで働くかが大切だということです。
専門卒でも大卒と同じ給料になる?
会社によります。
学歴ごとに初任給が分かれている会社もあれば、職種で決める会社もあります。
求人票の「専門卒」の初任給を確かめましょう。
まとめ:専門卒の給料の差は、会社選びで縮められる
専門卒の給料について、最新の国の統計と私の実例をもとに紹介してきました。
| 比べること | 給料の差(月額) |
| 専門卒と大卒(新卒) | 約3万円 |
| 専門卒と大卒(50〜54歳) | 約14万円 |
| 大企業と小企業 | 約8万円 |
| 情報通信業と宿泊・飲食サービス業 | 約13万円 |
専門卒の給料が大卒より低いのは事実です。でも、学歴の差と同じくらい、「どの会社・どの業界で働くか」でも給料は変わります。
学歴は後から変えにくいですが、入る会社は選び直せます。
専門学校生の人も、既に働いている人もあきらめずに行動していきましょう!



今日行動すれば、数年後の給料の差になります!





