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【専門卒は給料安い?】リアルな実態と給料を上げる具体的な戦略

【専門卒は給料安い?】リアルな実態と給料を上げる具体的な戦略

専門卒って給料安いの?

こういった質問・悩みを解決していきます。

本記事の内容

  • 専門卒の給料は本当に安いのか?
  • 専門卒が給料を上げる方法
  • 専門卒におすすめの転職サイト

本記事の信憑性

えんま
えんま
  • IT系専門学校から日経225企業に就職!
  • 就活中に合計7社の内定取得!
  • 専門学校のホームページで紹介!

本記事を書いている私(えんま)は専門学校から日経225企業に就職しています。就活の時は内定を7社からもらうことができました。

この疑問、専門学校への進学を考えている方や、すでに専門学校を卒業して就職したばかりの方、あるいは将来を不安に感じている方にとって、非常に切実な悩みではないでしょうか。

確かに、「大卒と比べて給料が低い」という話を聞くことも少なくありません。しかし、本当にそうなのでしょうか? そして、もしそうだとすれば、専門卒の私たちが給料を上げるためにはどうすれば良いのでしょうか?

このブログ記事では、専門卒の給料にまつわるリアルな実態を様々なデータから紐解き、なぜ「給料が安い」と感じてしまうのか、その理由を深く掘り下げていきます。

そして、最も重要なこととして、専門卒でも給料を上げていくための具体的な戦略を、明日から実践できるレベルで詳しく解説していきます。

この記事を読み終える頃には、「専門卒だから給料が低い」という漠然とした不安が解消され、未来に向けて具体的な行動を起こすための道筋が見えていることでしょう。

目次

1.専門卒の給料は本当に安いのか?

専門卒の給料は本当に安いのか?

「専門卒は給料が安い」という話、よく耳にしますよね。

でも、これって本当にそうなのでしょうか?まずは、その現実について一緒に見ていきましょう。

1-1. 専門卒と大卒の初任給の差は?データで見る現実

厚実際に、厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」などを見ると、専門学校卒と大学卒では初任給に差があることがわかります。

例えば、令和4年賃金構造基本統計調査によると、新卒の所定内給与額は以下のようになっています。

第9表 新規学卒者の性、学歴別賃金及び対前年増減率
  • 大学卒: 約22万8,500円
  • 専門学校卒: 約21万2,600円

(引用元:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」

このように、統計上では大学卒の方が専門学校卒よりも初任給が高い傾向にあるのは事実です。

「やっぱり専門卒は給料が安いんだ…」と、ちょっとガッカリした人もいるかもしれませんね。でも、これはあくまで平均値。職種や業界、企業の規模によっても給料は大きく変わってきます。

1-2. 専門卒と大卒の生涯賃金の差は?

初任給の差は理解できましたが、では、年数を重ねていくとどうなるのでしょうか? 「生涯賃金」という観点から見てみましょう。

一般的に、大学卒は入社後も順調に給与が伸びていく傾向があるのに対し、専門学校卒は「特定の専門スキル」を活かしてスタートダッシュは良いものの、その後の伸びが緩やかになるケースがあると言われています。

しかし、これはあくまで「一般的な傾向」であり、業界や職種、個人の努力によって大きく左右される部分です。例えば、IT系の専門職や医療系の専門職など、需要の高い分野では、専門卒でも大卒と同等かそれ以上の給与を得ているケースも珍しくありません。

1-3. 業界・職種による給料の差が大きい

最も重要な点は、専門卒の給料は、所属する業界や職種によって大きく異なるということです。

例えば、

  • 医療・福祉系
    • 看護師、理学療法士、介護士など、専門性の高い資格を要する職種は、安定した給与が見込めます。特に、需要の高い看護師などは、大学卒と遜色ない、あるいはそれ以上の給与を得ているケースも多く見られます。
  • IT・Web系
    • プログラマー、Webデザイナー、ネットワークエンジニアなど、技術力が直接評価される業界では、実力次第で高収入を得ることが可能です。未経験からでも専門スキルを習得し、数年で年収を大幅に上げる専門卒も多く存在します。
  • クリエイティブ系
    • デザイナー、イラストレーター、ゲームクリエイターなど。実力主義の世界であり、ヒット作を生み出したり、実績を積むことで高収入を得られる可能性があります。ただし、企業規模や案件によって収入の波が大きいこともあります。
  • サービス・販売系
    • ホテル、アパレル、飲食など。未経験からでも就職しやすい一方で、給与水準は比較的低い傾向にあります。ただし、マネジメント職に就く、インセンティブ制度のある職種を選ぶなどで、給与アップの道は開けます。

このように、一概に「専門卒だから給料が安い」と決めつけるのではなく、自分がどのような業界・職種に進むかによって、給与水準は大きく変わるということを理解しておく必要があります。

2. なぜ「専門卒は給料が安い」と言われるのか?

なぜ「専門卒は給料が安い」と言われるのか?

データを見ると、確かに大卒より初任給が低い傾向にあることは分かりました。

では、なぜ「専門卒は給料が安い」というイメージが定着してしまったのでしょうか? その背景にはいくつかの要因が考えられます。

2-1. 企業が専門卒に求めるものとミスマッチ?

企業が新卒に求めるものは、大きく分けて「即戦力」と「ポテンシャル」の2つがあります。専門学校は特定のスキルや知識を身につけることに特化しているため、「即戦力」としての期待が高いことが多いです。

しかし、企業によっては、特定の専門スキルよりも、論理的思考力やコミュニケーション能力、問題解決能力といった「汎用的なビジネススキル」や「将来的な成長の可能性(ポテンシャル)」を重視するところもあります。

大学では幅広い教養を身につける機会が多いのに対し、専門学校では特定の分野に特化するため、企業が求める汎用的なスキルやポテンシャルとミスマッチが生じ、それが給与水準に影響を与えるケースも考えられます。

また、大手企業や有名企業では、応募資格を大卒以上としている場合も少なくありません。これも、給料の高い大手企業に入社するチャンスが減り、「専門卒は給料が安い」というイメージにつながる一因となっているのかもしれませんね。

2-2. 学歴フィルターの存在?大手企業への道は狭い?

残念ながら、いまだに一部の企業では「学歴フィルター」が存在すると言われています。特に、新卒採用においては、応募者のスクリーニングのために学歴で区切るケースもゼロではありません。

特に大手企業や人気企業では、多くの応募者が殺到するため、効率的に選考を進める目的で学歴フィルターを設けている場合があります。その結果、専門卒の学生は応募すらできない、あるいは書類選考で落ちてしまう、ということが起こりえます。

大手企業は一般的に給与水準が高いため、そういった企業への道が狭まることで、「専門卒は給料が安い」というイメージが強まってしまうのです。

もちろん、全ての企業に学歴フィルターがあるわけではありませんし、実力や人柄を重視する企業もたくさんあります。しかし、この現状も専門卒の給料に影響を与える要因の一つとして認識しておく必要があります。

2-3.専門スキルを活かせない就職先?ミスマッチが招く給料の低さ

せっかく専門学校で身につけたスキルも、就職先で十分に活かせなければ、本来の価値を発揮できません。結果として、給料も期待していたほど上がらない、というケースも少なくありません。

例えば、Webデザインの専門学校を卒業したのに、入社した会社では全く関係のない営業職に配属されてしまった、というような場合です。これでは、専門学校で培ったスキルはほとんど役立たず、給料も一般的な営業職の初任給となってしまいます。

このようなミスマッチが起こる原因としては、

  • 企業側の採用計画の曖昧さ
  • 学生側の企業研究不足
  • 入社後の配属変更

などが挙げられます。

専門性を活かせない職場では、自身のモチベーションも上がりにくく、スキルアップの機会も限られてしまいます。これが長期的に見て、給与の伸び悩みにもつながってしまう可能性があります。

2-4. スキルアップの機会が少ない企業に就職してしまった

専門学校で身につけたスキルは、あくまで「基礎」です。社会に出てからも、常に新しい技術や知識を学び続ける必要があります。

しかし、入社した企業がスキルアップを支援する制度に乏しかったり、新しい技術を取り入れることに消極的であったりすると、自身の市場価値を高める機会が失われ、結果的に給与が伸び悩む要因となります。

2-5. 大卒とのキャリアパスの違い

大卒の場合、総合職として入社し、様々な部署を経験しながらキャリアアップしていくケースが多く見られます。一方、専門卒は「特定の専門職」として採用されることが多いため、ジェネラリストとして幅広い知識を身につける機会が少ない場合があります。

これにより、昇進の機会が限られ、結果的に給与の伸びに差が出ることが考えられます。しかし、これは裏を返せば「スペシャリスト」としての道を選んでいるということでもあります。

3. 専門卒でも給料を上げる7つの戦略【専門卒の給料は安いと思う人】

専門卒でも給料を上げる7つの戦略【専門卒の給料は安いと思う人】

「専門卒だから給料が低い」と諦める必要は全くありません。むしろ、専門学校で培った強みを最大限に活かし、戦略的にキャリアを構築することで、給料を上げていくことは十分に可能です。

ここでは、専門卒が給料を上げるための具体的な7つの戦略をご紹介します。

3-1. 専門スキルを深掘りし、市場価値を高める

専門学校で学んだスキルは、あくまでスタートラインです。そのスキルをさらに深掘りし、他者にはない強みとして磨き上げることで、あなたの市場価値は飛躍的に高まります。

  • 関連資格の取得
    • 業界内で評価の高い資格や、より上位の資格を取得することで、自身の専門性を客観的に証明できます。
  • 最新技術の習得
    • 常に変化する業界のトレンドを追いかけ、新しい技術やツールを積極的に学ぶ姿勢が重要です。オンライン学習プラットフォームや専門セミナーなども活用しましょう。
  • ポートフォリオの充実
    • 特にクリエイティブ系やIT系の場合、自身のスキルを可視化できるポートフォリオは非常に重要です。実績を積み重ね、自信を持ってアピールできる作品を増やしましょう。

3-2. 副業・フリーランスでスキルを収益化する

本業で培ったスキルや専門知識を、副業やフリーランスとして活用することで、収入源を増やすことができます。

  • クラウドソーシングサイトの活用
    • Webライティング、デザイン、プログラミングなど、あなたのスキルを求める案件が多数掲載されています。まずは小さな案件から実績を積み重ねてみましょう。
  • 自身のサービス提供
    • スクール講師、コンサルティング、個人事業主としてサービスを提供することも可能です。
  • ブログやSNSでの情報発信
    • 自身の専門知識をブログやSNSで発信することで、ブランディングに繋がり、仕事の依頼に繋がることもあります。

副業を通じて、本業では得られない経験やスキルを習得できるだけでなく、将来的な独立への足がかりにもなり得ます。

3-3. キャリアチェンジ・転職を視野に入れる

もし現在の職場での昇給が見込めない、あるいは希望するキャリアパスが見えないと感じるなら、キャリアチェンジや転職も有効な選択肢です。

  • 同業他社への転職
    • より給与水準の高い企業や、スキルアップできる環境が整っている企業へ転職することで、一気に年収アップを実現できる可能性があります。
  • 異業種へのキャリアチェンジ
    • 専門学校で得たスキルが、意外な異業種で高く評価されることもあります。例えば、デザインスキルを活かしてマーケティング職に転身する、など。
  • 転職エージェントの活用
    • 専門知識を持つ転職エージェントに相談することで、自身の市場価値を客観的に判断してもらい、最適な求人を紹介してもらうことができます。

3-4. 交渉力を磨き、給与交渉に臨む

昇給や転職の際、給与交渉は非常に重要です。自身のスキルや実績を具体的にアピールし、適正な評価を得るための交渉力を磨きましょう。

  • 自身の市場価値を把握する
    • 類似のスキルや経験を持つ人材が、どの程度の給与を得ているのかを事前にリサーチしておきましょう。
  • 具体的な実績を提示する
    • 「〇〇のプロジェクトで〇〇の成果を出した」「〇〇の資格を取得した」など、具体的な実績を数値で示すことで説得力が増します。
  • 自信を持って臨む
    • 自身の価値を低く見積もらず、堂々と交渉に臨むことが大切です。

3-5. マネジメントスキルを習得し、キャリアアップを目指す

専門スキルだけでなく、チームをまとめたり、プロジェクトを管理するなどのマネジメントスキルを習得することで、より上位の役職やポジションを目指すことができます。

  • リーダーシップを発揮する
    • 日々の業務の中で、積極的にリーダーシップを発揮し、周囲を巻き込む力を養いましょう。
  • コミュニケーション能力を高める
    • 円滑な人間関係を築き、チーム全体のパフォーマンスを向上させるためのコミュニケーション能力は不可欠です。
  • OJTや研修を活用する
    • 会社が提供するOJTやマネジメント研修などに積極的に参加し、体系的にスキルを学ぶことも有効です。

3-6. ネットワークを広げ、情報収集に努める

業界内外の人々と積極的に交流し、ネットワークを広げることは、キャリアアップのための貴重な情報源となります。

  • 業界イベント・セミナーへの参加
    • 最新のトレンドや技術情報に触れるだけでなく、同じ業界の人々と交流する良い機会です。
  • オンラインコミュニティへの参加
    • Web上の専門コミュニティやSNSグループなどで情報交換を行うことで、新たな仕事の機会や学びを得ることができます。
  • メンターを見つける
    • 信頼できる先輩や専門家をメンターとし、キャリアに関するアドバイスをもらうことも非常に有効です。

3-7. 貯蓄・投資を始めて、資産形成を意識する

給料アップと並行して、長期的な視点で資産形成を意識することも重要です。

  • 家計の見直し
    • 無駄な支出を削減し、貯蓄に回せるお金を増やしましょう。
  • 少額からの投資
    • NISAやiDeCoなどを活用し、リスクを抑えながら少額からでも投資を始めることで、将来の資産形成に繋がります。
  • マネーリテラシーの向上
    • お金に関する知識を深め、賢く資産を管理する力を養うことが大切です。

4. 専門卒の給料が安いと嘆く前に!やってはいけないこと

専門卒の給料が安いと嘆く前に!やってはいけないこと

「ここまで専門卒で高収入を目指す方法について解説してきましたが、一方で「これだけはやってはいけない」ということもあります。

知らず知らずのうちに、自分の可能性を閉ざしてしまう行動を取っていないか、チェックしてみましょう。

1. 努力を怠る・スキルアップをしない

「専門学校を卒業したからもう勉強は終わり」と考えてしまうのは、最も危険な行動です。特に技術の進歩が速い現代においては、立ち止まることは退化するのと同じです。

専門卒であるかどうかにかかわらず、常に学び続け、スキルアップを怠らないことが、市場価値を維持し、高めていくためには不可欠です。

  • 新しい技術や知識の習得に時間を割かない
  • 資格取得に興味がない
  • 現状維持で満足してしまう

このような姿勢では、給料が上がるどころか、リストラの対象になってしまう可能性すらあります。

2. 専門スキルを活かせない環境に甘んじる

せっかく専門学校で身につけたスキルがあるのに、それを全く活かせない職場に居続けてしまうのは非常にもったいないことです。

もちろん、すぐに転職することが難しい場合もあるでしょう。しかし、

  • 「いつか希望の部署に行けるだろう」と漠然と待ち続ける
  • スキルが活かせない現状に不満を抱きながらも、具体的な行動を起こさない

といった状況では、自身のスキルは錆びつき、市場価値は低下する一方です。

まずは上司に相談する、社内公募制度を利用するなどのアクションを起こし、それでも改善が見られない場合は、転職を真剣に検討する時期かもしれません。

3. 周囲の意見に流されすぎる・卑屈になる

「専門卒だから給料が安いのは仕方ない…」と、周囲の意見に流されて諦めてしまったり、自分を卑下したりするのは絶対にやめましょう。

確かに統計上の初任給の差はありますが、それはあくまで平均値であり、全ての専門卒に当てはまるわけではありません。そして何より、あなたの努力次第でいくらでも状況は変えられます。

  • 「どうせ自分には無理だ」と挑戦する前から諦める
  • 周りの成功と自分を比較して、劣等感を抱く
  • ネガティブな発言ばかりする

このようなマインドでは、せっかくのチャンスを逃してしまったり、自身の成長を妨げてしまったりします。

自信を持って、前向きに、自身のキャリアを切り開いていくことが大切です。

6. まとめ:専門卒の給料は安いは事実だが給料を上げることは可能

確かに、統計データ上は大卒と初任給で差があるのは事実かもしれません。しかし、それはあくまで「スタートライン」の話です。

専門卒であるあなたの強みは、特定の分野における実践的なスキルと、即戦力として活躍できるポテンシャルです。

これらの強みを最大限に活かし、

  • 専門スキルを常に磨き続ける
  • 積極的にスキルを収益化する機会を探す
  • 戦略的なキャリアチェンジや転職を視野に入れる
  • マネジメントスキルも習得し、キャリアの幅を広げる
  • ネットワークを広げ、常に情報収集を怠らない

といった具体的な行動を積み重ねることで、専門卒でも給料を上げていくことは十分に可能です。

「専門卒だから」と決めつけるのではなく、「専門卒だからこそ」できることを考え、自信を持ってキャリアを構築していきましょう。

あなたの専門性が、必ずあなたの未来を切り拓く力になります。諦めずに、今日から一歩を踏み出してください。応援しています!

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この記事を書いた人

専門学生でも大手企業に就職する方法を発信している「えんまの就活教室」を運営。
偏差値40の高校→IT系専門学校→日経225企業に就職!

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